▎まず、このポジションについて
PROVIDENCEにおいて今回募集するのは、3D都市データ配信プロダクトの配信基盤をAWS上にゼロから設計・構築し、性能とコストの両面に責任を持つインフラエンジニアです。
本プロダクトでは、OpenUSD形式の3D都市モデルを「エリア座標+LOD指定のAPI」で提供し、開発者が自社のサービスやアプリケーションに都市データを組み込めるプラットフォームを目指しています。
3D都市データは1地区あたり数百MB〜GB規模と大きく、多数の開発者のアプリケーションへ安定して配信する基盤が事業の生命線になります。
今回求めているのは、既に出来上がった基盤を運用する担当者ではありません。
配信基盤の設計・構築から、監視・運用の仕組みづくり、コスト設計までを担い、リードエンジニアと連携しながらアーキテクチャを決めていくポジションです。
▎募集背景
SpaceDataでは、PROVIDENCEを通じて、デジタルツイン、フィジカルAI、シミュレーション技術の社会実装を進めています。
その中で新たに立ち上げる3D都市データ配信プロダクトは、現在プロトタイプ検証を進めており、これからAWS上の本番配信基盤へ引き上げるフェーズです。
一方で、大規模配信サーバーの構築・負荷分散の知見が社内にまだ十分にありません。本番サービスとして提供するためには、
- S3・CDN・APIゲートウェイ・コンピュートをどのような構成にするか
- 同時多数アクセスに対して、負荷分散・キャッシュをどう設計するか
- 契約者のみにデータを配信する認証・権限の仕組みをどう作るか
- 従量課金の中で、利用量の増加に対するコスト構造をどう見通すか
- 監視・ログ・障害対応をどう仕組み化するか
といった技術的な意思決定が必要になります。
そこで、AWS上の大規模配信基盤を自ら設計・構築し、性能・コスト・セキュリティのバランスを判断できるインフラエンジニアを募集します。
※プロジェクト固有の非公開情報は、選考の進行に応じて必要な範囲でご案内します。
▎必須条件(MUST)
- AWSでの本番インフラの構築・運用経験
- 大規模トラフィックの負荷分散・CDN設計の経験
- IaC(Terraform/AWS CDK/CloudFormation 等)による構築経験
- 認証・権限基盤の設計経験
- クラウドコストの管理・最適化の経験
▎歓迎条件(WANT)
◼︎技術・経験
- AWSパートナー企業での構築経験
- AWS認定資格(Solutions Architect Professional、DevOps Engineer Professional 等)
- S3を用いた大容量データ配信の設計経験
- GPUインスタンスの運用経験
- 動画・ゲーム・地図など、大容量コンテンツ配信サービスでの経験
◼︎人物像・志向性
- 性能とコストのバランスを自ら判断できる方
- 運用を見据えて設計できる方(作って終わりにしない方)
- 技術判断の理由を言語化し、チームへ共有できる方
- 立ち上げ期の、決まっていないことが多い環境を楽しめる方
※ 歓迎条件は必須ではありません。3D・デジタルツイン領域の経験も必須ではありません。
3D都市データ配信プロダクトを本番サービスとして提供するため、AWS上の配信基盤の設計・構築から運用の仕組みづくりまでを担っていただきます。
▎具体的な仕事内容
① 配信基盤の設計・構築
S3、CDN、APIゲートウェイ、コンピュート等を組み合わせ、大容量の3D都市データを配信するAWS基盤を設計・構築します。
② 負荷分散・キャッシュ設計
同時多数アクセスを想定し、大容量データ配信における負荷分散とキャッシュの方式を設計・検証します。
③ 認証・権限基盤の設計
契約者のみにデータを配信できるよう、認証・権限管理の仕組みを設計します。
④ IaCによるインフラのコード化
Terraform/AWS CDK 等を用いてインフラをコード化し、再現性・保守性の高い環境を整えます。
⑤ コスト設計と最適化
従量課金の構造を踏まえ、利用量の増加に対する費用構造の見通しを立て、性能とコストのバランスを最適化します。
⑥ 監視・運用の仕組みづくり
監視・ログ・障害対応の仕組みを整え、継続的に安定運用できる体制をつくります。
⑦ アーキテクチャの決定・配信方式の検証
リードエンジニアと連携してシステム全体のアーキテクチャを決定します。ストリーミング方式を検討する場合は、GPUインスタンスを用いた配信方式の検証も行います。
▎入社後、まずお任せしたいこと
入社直後は、いきなり本番基盤を構築するのではなく、現在のプロトタイプと技術検証の内容を把握し、「本番配信基盤として何が必要か」を整理するところからお任せする想定です。
- 現在のプロトタイプ・データ量・配信方式のキャッチアップ
- 本番化に向けたインフラ上の課題・リスク・未検証事項の整理
- 想定トラフィック・データ量をもとにした初期構成とコストの試算
- リードエンジニア・PdM等との役割・技術方針の認識合わせ
まずは、「どの程度の負荷・データ量を、どの構成・コストで支えるのか」を可視化し、チームとして次に構築・検証すべきことを判断できる状態をつくることを期待しています。
▎このポジションで向き合う難しさ
扱うのは一般的なWebサービスのデータではなく、1地区あたり数百MB〜GB規模の大容量3Dデータです。
そのため、
- 多数の開発者からの同時アクセスに耐えられるか
- 大容量データを安定して、必要な速度で届けられるか
- 利用量が増えたときにコストが事業として成立するか
- 契約者のみに安全にデータを届けられるか
- 作った後も継続的に運用・改善できるか
といった複数の観点を同時に考えながら設計判断を行う必要があります。
既存基盤の運用ではなく、正解の構成が決まっていない状態から、性能・コスト・セキュリティのトレードオフを自ら判断していくことが、このポジションの難しさであり、面白さです。
▎この仕事で得られるもの
◼︎主な成果物
- 配信基盤の設計書と構築済み環境
- IaCのコードベース
- 負荷試験・性能検証の結果
- コスト構造の試算と最適化の記録
- 監視・運用ルールのドキュメント
◼︎経験
- 大容量3Dデータを扱う配信基盤をゼロから設計・構築する経験
- プラットフォーム事業の技術基盤を、事業の成長と一緒に育てる経験
- 性能・コスト・セキュリティを横断して意思決定する経験
▎このポジションで挑戦できること
- ゼロから設計して構築できる
└既存基盤の運用ではなく、配信基盤そのものをゼロから設計・構築できます。
- 技術判断が事業の収益構造に直結する
└技術選定もコスト設計も自身の判断で進められ、その結果が事業の収益構造に直接つながります。
- 大容量3Dデータ配信という技術課題に向き合う
└3D都市データという特殊で重いデータを扱うため、一般的なWebサービスとは異なる設計課題に取り組めます。
▎入社後の流れ
◼︎入社直後
プロトタイプ、データ量、現在の配信方式をキャッチアップし、本番化に向けた課題・リスクを整理します。
◼︎1〜3か月
リードエンジニアと連携してアーキテクチャを具体化し、IaCによる配信基盤の構築を進めます。
◼︎3〜6か月
負荷試験・性能検証を行い、キャッシュ・負荷分散・コスト構造を最適化します。監視・障害対応の仕組みも整備します。
◼︎半年以降
利用拡大に合わせた基盤の改善や、配信方式の高度化(ストリーミング方式の検証等)をリードしていただく想定です。
09:00〜18:00(休憩1時間)
想定年収:800万円〜1,500万円
※ ご経験・スキルに応じて決定します
雇用形態:正社員または有期雇用(契約社員)のいずれも可
※ 業務委託での募集は行っていません
勤務形態:ハイブリッド(週3日以上の出社を目安)
年間休日120日(土日祝日、会社指定休日)
年次有給休暇(法定通り付与)
夏季休暇・年末年始休暇